情報集めを仕組み化する。「アンテナ力」を読んで実践していること。

日々溢れている膨大な情報の中から、自分にとって必要な情報をどうやって手にし、それを仕事や人生にどう活かしていくか、そんな悩みを少しでも解決できたら、と思い仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力: 人、情報、チャンスが集まる仕組み (単行本)を読んでみました。これがとっても読みやすく、しかも具体的な情報の集め方が満載です。「これはいいぞ!」と思って実際に試していることをまとめてみます。

amazon抜粋:「6つのシゴト」を持つプランナーが、“すべて成果を出す”ために編み出した、超効率的ンプット!
◆「定点観測地」で変化を見る/◆「マイ賢者」を持つ/◆「脳の砂場」で思考を遊ばす/◆「くじ引き感覚」で雑誌を選ぶ/◆「○○係」になる/◆「相手との記念日」に連絡を取る/◆「友だち一覧」を見返す 「センスがいい」「アイデアがある」というのは、持って生まれた能力ではありません。「センス」「アイデア」の源は、日常のちょっとした「気づき」なのです。本書では、そうした気づきを貯めていくための、「アンテナの張り方」を紹介しています。 ――吉田 将英 (著)

実践1「貯める/Evernote、スマホカメラ、Sumally」

まずは情報を「貯める」。毎日の生活のなかで、ふと思いついたこと、気になったこと、驚いたこと、嫌だと思ったこと、なんとも言えない違和感などなど、とにかく心が動いたモノゴトをその瞬間に逃さず記録します。そのためのツールが以下になります。

クリップバインダー、A4用紙、メモ帳(campusのB5ノート)

本書ではクリップバインダーの紹介をしていますが、私は手書きでメモをいつでも取れるようにA4用紙とメモ用ノートを常に持ち歩いています。どんなことでも気になったことは可能な限りメモするようにしています。※メモの重要性に気づかせてくれたのは赤羽さんの「ゼロ秒思考」。記事はこちら。

Evernote

ノートにメモを取れないような時は、スマホのEvernoteで簡単にメモを残しておきます。公式アプリよりすぐにメモできる「PostEver2」なんかもあると便利です。

スマホカメラ

これも毎日の生活の中で「面白いな」とか「綺麗だな」と何か心にひっかかるモノを見つけた時に、文字よりも写真で残しておいたほうがよさそうなモノはなるべく写真におさめるようにしています。見返した時に分かりますが、写真の情報量というのは圧倒的です。

Sumally/Pinterest

自分はどんなものが好きで、どんなものが欲しいのかという情報を貯めておくためのツールとしてSumallyを紹介しています。私は以前からPinterestで似たようなことをしていたので、引き続き、Pinterestで好きなモノ(子供のころ好きだった漫画やおもちゃやゲーム、好きなスポーツ選手やいま欲しいモノなど)を定期的に収集し、見返しています。これ楽しいです。情報の洪水の中で「自分が好きなモノは何なのか?」を明確にしてくれます。

実践2「やってみる/手帳」

手帳

上記のようなツールで情報を集め始めると、すぐに行動に移せそうなアイデアなどがたくさん出てくるようになります。これを手帳に行動予定として書き込むというものです。私は一般的なビジネス手帳を持ち歩いているので、行動できることは手帳に書き込むようにしています。日付も具体的に決めるといつかやろう的なことでも、行動に移せる機会が多くなったと実感しています。興味関心から生まれた気づきを「実際にやってみる」まで落とし込む。これ大切です。

実践3「仕込む/ほぼ日5年手帳」

ほぼ日5年手帳

実際に行動して感じたこと、考えたことはとても貴重な情報。それを経験した日に手帳に書き込む、というものです。5年手帳なら5年分の同じ日付が1ページにまとまっているので、ちょうど一年後に自然と見返すことができる仕組みになっています。これは便利だなーと思いつつ、私は普通の1年手帳なのでこの通りは実践できていませんが、かわりに手帳やメモノートに経験したことをメモするようにしていて、週末に1週間分のメモを見返す、月末に1ヶ月分を見返す、ということを習慣にしています。

実践4「続ける/Todoist」

Todoist

これらの効率よく情報を集める仕組みを作っても、続けなければ意味がありません。習慣化するためのツールとしてTodoアプリのTodoistが紹介されています。ここでの使い方は複雑なタスク管理や日々発生するTodoを管理するためには使わない、ということ。あくまで新しい習慣を身に着けるためのリマインダーとしての活用です。例えば、日々集めた情報を週末に見返す、月末に見返すなど。このアプリでは「毎日」「毎週」「毎月15日」「毎週火曜日と木曜日」など細かいリマインド設定ができるのでとても便利です。

実践している仕組みを本書参考に図にしてみました。

大切なのは集めた情報を「見返すこと」

この本を読んで大切だなと思ったことは「集めた情報を定期的に見返す」ということです。意識を持って情報を集めるだけでも意味はあると思いますが、集めっぱなしではもったいない。定期的に見返すことによってその情報の持つ重要性も変わってくることがあると思います。最初はなんとなく気になっただけの情報が、一ヶ月後には他の情報と繋がったりしてとても重要な情報になっていたり。なので、リマインダーで忘れないように見返すように心がけています。そして行動できることは行動に移す。

他にもすぐに実践できる役立つ仕組みがたくさん載っています。情報集め仕組み化し、仕事と人生をうまく回すためのアンテナ力を身に着けたい人は、ぜひ読んでみてください。