ビジネス手帳を使って「バレットジャーナル」を実践する方法

「世界最強の自分整理術」バレットジャーナルというノート術が気になっていたので公式本を読んでみました。今までもタスク管理やメモ・ノート術を色々と試してきましたが、これはよさそうです。ただ、このバレットジャーナルの特徴はノートをカスタマイズして自分にぴったりの自分管理ノートを作る、というところにあるのですが「これ面倒くさそうで続く気がしない…」と思ってしまいました(ノートに枠書いたり線引いたりして月ごとのページ作ったり)。

でも、よく読んでみると、やっていることは日本で売られている一般的なビジネス手帳の内容(年間、月間、週間、ノート用白紙ページ)で代用できるなこれ、と。そもそも、そういった既成のモノではうまく管理できないから自分で作ろう、というのが始まりのようで本末転倒かもしれませんが、いいとこ取りして上手く使えるようになったら儲けもんだな、くらいの気持ちで「ビジネス手帳を使ってバレットジャーナル」を実践しています。

公式の使い方とはちょっと違ったりまだまだ改良の余地はありそうですが、3ヶ月ほど実践してみましたので、その方法をまとめてみました。バレットジャーナルが気になっているけどなんか面倒だなーって人は、基本は本書や公式サイト、たくさんの解説サイトがあるのでそこで押さえつつ、こんなやり方もあるのか、って感じで参考にしていただけたらと思います。

※インスタとかで凄く綺麗に装飾したりカラフルにしたりと華やかでキラキラしたバレットジャーナルがたくさんあるようですが、それとは対極にあります…。

amazonから抜粋:バレットジャーナル(Bullet Journal)とは?バレットジャーナルとは、アメリカのデジタルプロダクト・デザイナーであるライダー・キャロル氏が編みだした独自のノート術。幼少期に注意欠陥障害(ADD)という発達障害の診断をくだされ、日常生活を送るのに苦労したことから、頭のなかを整理するために試行錯誤して編みだした画期的メソッドである。世界最強の「自分整理術」バレット(Bullet)とは、「箇条書きの一項目を示す(・)」を指し、箇条書きを使ってメモし、記号や移動を活用しながら、思考・情報・タスク・時間・習慣・目標など、「自分」のすべてを主体的に整理・管理することができるノート術。元々個人のウェブサイトで紹介していたが、またたく間に世界中で閲覧され、様々なメディアでも紹介。デジタル世代のための最強アナログ・メソッドとして、世界中で熱狂的なファンを増殖させている。

用意するものはビジネス手帳とペンだけ

一般的な1年間のビジネス手帳とペンがあればできます。ビジネス手帳は「年間(12ヶ月が見開き)」「月間(月別に見開き)」「週間(自分のは見開きバーチカルタイプ)」「空欄の自由ページ」があるタイプだとそのままいけるので使いやすいです。ちなみに今年はこの手帳を使っているのですが、バレットジャーナルとは相性良さそうです。

ログは箇条書き、内容は記号(KEY)で管理する

以下のような記号(KEY)を使いながら、日々のタスクやイベントを書き込んでいきます。ただログを書いていくだけよりも「・」や「〇」などの記号が頭にあるだけで、それが何を意味するログなのか一瞬で見分けられるようになります。慣れてきたら、自分が必要な独自の記号も追加していくとよさそうです。

基本と記号(KEY)

・ タスク(やること)
〇 イベント(日時が決まっている予定や経験したこと)
- メモ(事実、アイデア、考えたことなど)

タスクの進行状況を表す記号(KEY)

× 完了したタスク> 翌月に移動するタスク
/ 人に任せたタスク
-- 不要になったタスクは取り消し線

見返した時に分かりやすくするための記号(KEY)

★ 優先、重要なタスク(公式では*)
! 心を動かされたこと、ひらめきな

必要なコンテンツ

バレットジャーナルを始めるのに最低限必要なコンテンツ(ページ)は、以下になります。公式では目次となる「インデックス」があるのですが、今のところ省いています。

・フューチャーログ(年間ページ)
・マンスリーログ(月別ページ)
・デイリーログ(週間ページ)

フューチャーログ(年間ページ)

一年間を見渡せるページ。すでに決まっている予定や、誕生日などを書き込んでいます。

マンスリーログ(月別ページ)

一ヶ月を見渡せるページ。月末に次の月の予定などをこのマンスリーログに書き込みます。フューチャーログからも落とし込みます。

デイリーログ(週間ページ)

ここが毎日のログを書き込むところになるので、バレットジャーナルの肝、メインコンテンツです。一週間を見渡せるページでその日の欄にタスクや予定を書き込んでいきます。メモも書き込みます。そしてその日の終わりに見返して進行状況を「×」や「>」などでチェックしていきます。移動したタスクは該当するログのページに書き込みます。※メモは別のメモ用ノートに書き込むことが多いです

空白ページに「習慣トラッカー」を作る

バレットジャーナルの便利なコレクションとして「トラッカー」というものがあります。簡単なものだと、1ヶ月の日付を書き、習慣化したいこと(例えば、読書した、早起きした、勉強したなど)を一覧にして毎日できたかどうかチェックしていくものです。これは個人によっていろいろとカスタマイズできそうです。やってみると分かりますが、測定するって大事ですね。続けようって思えます。ピーター・ドラッカーも「測定できないものは管理できない」と言っています。まさにこれですね。習慣化したいことがある人にはとてもオススメです。

「振り返り」こそが本質

まだ三ヶ月程度ですが続けてみて思ったことですが、このバレットジャーナルの本質はこの「振り返り」にあるような気がします。現在の自分の頭の中を書き出し、それを定期的に振り返る。そのときに、このタスクは何なのか?本当にやる必要があるのか?としっかり向き合うことができます。私が振り返るタイミングはこんな感じです。これだけでも、頭の中はかなりすっきりしています。

・毎日、朝と仕事を終えたあと(10分~15分程度)
・月末に翌月のこと(30分程度)

まとめ

「ビジネス手帳でバレットジャーナル」、まだまだ改良の余地はありますが、なかなかいい感じで続いています。今後も続けて、気づいたことはまたまとめてみたいと思います。